インプラントは歯を失った箇所に人工の歯根を埋入して、歯を補う治療法です。歯を失ったときの治療法には入れ歯・ブリッジ・インプラントなどの治療方がありますが、インプラントは1910年に臨床に登場してから、研究が重ねられ現在は格段の進歩を遂げています。実際、当院で行っているインプラント症例で、脱落等による撤去(その後再埋入)は2本で、現在のところ99.9%の成功率となっています。インプラントは保険のきかない自由診療ですが、以下のメリットがあります。
Implant
Treatment
インプラント
診療内容
<メリット>
- 健康な歯を削る必要がなく、残っている歯を守ることができる。
- 入れ歯よりも咀嚼能力に優れている
- 見た目が良い歯(人口歯)を装着できる
インプラント治療の流れ
[1.カウンセリング・分析]
インプラントについて理解をいただき、インプラントを埋め込むことができる骨の状態かどうか、処置後感染を引き起こす状況ではないかなど、幾多の検査を重ねて治療を行えるかどうかを分析します。
[2.処置日程の決定 or 調整の提案]
上記の検査・分析の結果、治療を行えることに問題がないと判断できた場合は、処置の日程のご相談の上、決めていきます。検査の結果、現在は治療が行えないと判断した場合は、松江市立病院をご紹介します。腸骨移植や仮骨延長術、サイナスリフトなど骨の状態を調整するオプションの治療を受けていただくことでインプラントが可能になる場合があります。松江市立病院の治療後は当院にてインプラント埋入を行うことができます。
[3.インプラント埋入]
歯茎にインプラントを埋め込み、骨とインプラントを結合させた後に、人口の歯を装着していきます。インプラントの手術は2回に分けて行います。1回目の手術でインプラントを顎骨に埋め入れ、インプラントが顎の骨にしっかりとくっつくように期間を置き、2回目の手術で人工の歯を装着していきます。
[4.メンテナンス]
インプラントを埋め込み、人口の歯を装着した後は、インプラントを長持ちさせるためのメンテナンスを行います。メンテナンスは定期的に受けていただくことで、良い状態をキープすることができます。少しでも使い心地が悪かったり、不安が生じたらご相談ください。
For Dental
Health
Q&Aインプラント
Q.インプラント治療のみを受けることは可能ですか?
A.すでにむし歯治療、歯周病治療が完了し、インプラント治療のみが残っている状態であれば可能です。
Q.喫煙者ですがインプラント治療は可能でしょうか?
A.喫煙者のインプラント予後は、非喫煙者に比べて悪いことが報告されています。いい機会ですので、このタイミングでの禁煙をお勧め致します。
Q.ぐらついている歯を全部インプラントにしたらよく噛めますよね。
A.そのぐらついている歯のぐらつく原因によっては、インプラント自体が持たない場合があります。インプラント治療はただ歯のないところにもう一度歯が生えてくるわけではなく、歯周病治療、むし歯治療、食習慣、生活習慣の改善など、基本的なやるべきことをまず行った上で、入れ歯やブリッジより、より生活の質を高めたいと患者さんが願う場合に初めて選択肢として出てきます。